ファイルサーバーのメリット

パソコンでファイル共有して、簡易的にファイルサーバーとして使用している場合のメリットとデメリット。

 メリット

 現在使用している、もしくは入れ替えたパソコンなどを共有設定することにより、簡単にファイルサーバーとして利用できます。初期費用は少ないです。

バックアップをしっかりとしておけば、本体の故障などの際には、別のパソコンにデータを復元して業務を続けることができます。

 デメリット

 バックアップをしっかりと取っていないと基本的にはHDDが1台しかないため、壊れた場合全てのデータが無くなります。

データ復旧センターなどに持ち込めば、ある程度のデータは復旧できるかもしれませんが、金額が相当かかります。少なくとも20〜30万くらい。また、データが必ず復旧できるとは限りません。


NASなどのファイルサーバーを使用した場合。

 メリット

 基本的に、RAID構成のものが多いです。NASでも、HDD1台の家庭用のものは、パソコンでのファイル共有と危険度は同じです。

RAID1,RAID5、RAID6の場合は、複数枚HDDを搭載しており、1台壊れても、データはそのまま残ります。商品によっては、ホットスワップと言い電源を入れたままHDDを交換できるものもあり、業務を停止することなく、HDDの交換とRAID構成の再構築ができます。ホットスワップ機能がない場合でも、HDD交換後に業務しながら、再構築できるものが多いです。

 デメリット

 初期費用がかかります。また、突然の停電などによる複数枚のHDD故障を避けるために、UPSやバックアップをしっかりと取っておく必要があります。この点に関しては、パソコンでのファイルサーバーと変わりません。